養巴幼稚園

宗教法人 日本キリスト教団 福岡中部教会付属

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2019年 10月  園だより

      

せんせい大好き!

園長 塚本 吉興


「若者を歩むべき道の初めに教育せよ。年老いてもそこからそれることがないであろう。」
(箴言22章6節)

 今日も卒園生が園庭に遊びに来ています。新しい遊具によじ登って、「こんなの簡単に行けるよ!」さすがに、小学1,2年生とは言え、幼稚園の子どもよりも身軽に上まで登って行きます。そして、上にたどり着くと…「せんせぇー!見て、見て!」とどんぐりの先生を呼びます。卒園しても幼稚園に来たら、心まで園児に戻るのかな、と微笑ましい一コマです。卒園生の中には、いろんな節目に訪ねて来てくれる子もいます。「せんせい、〇〇高校に受かりました!」、「せんせい、今度東京の大学に行くことになりました。」、時には、「せんせい、うちの子、春からさくらんぼにお世話になりたいのですが。」なんて。嬉しい再会。先生たちも、もちろん、ちゃんと一人ひとりを覚えていて、「あー、〇〇ちゃん!大きくなったねぇ。」と、自分たちより背が高くなり、立派に成長した卒園生を迎えます。幾つになっても、先生たちには園を巣立って行った子は、初めて幼稚園に来た時、べそをかいていたあの子のままなんですね。

 子どもたちは私たち大人の目の前でどんどん成長していきます。昨日はできなかったことが今日はできるようになります。本当に子どもたちの可能性は無限大だということを思わされます。遊びの中で、次々に新しいことを発見していきます。遊具の一番高い所からのロープ橋、最初はこわくて足がすくんでいたけれど(下から見ているとそうでもないですが、上に上がってみると結構高いんです・・・。)足を踏ん張って渡れるようになります。子どもの成長はびっくりさせられます。そんな子どもたちを先生たちは、日々見ています。

ゆり組さんの遠足に一緒に行きました。幼稚園から西公園まで、「ダンプ園長」からの手紙についていた地図と目印に従って歩いて行きます。途中、大濠公園の中を通ります。池の水が循環している小川に泳ぐ魚に気を取られながら、白鳥ボートやフローズンヨーグルト屋さんに目を奪われながらも、お互いに励まし合いながら、ずんずんと西公園まで歩いて行きました。鳥居の横を通るとあともう少し。坂道を登り、やっとお目当ての一つ、神社の入り口の石段に着きました。石段の横の滑り台のようになっているところを絵本のように滑るのです。最初はこわがっていた子もみんな滑ることができました。おにぎりをほおばりながら、3年前に私と一緒に入園してきた子どもたち、あっという間に本当に大きくなったなぁ、と一人考えていると、「園長先生、ご飯粒がついてるよ。」と笑われました。この子たちもやがて卒園していく。そう思うと、幼稚園でも、ご家庭でも、子どもたちと過ごす一瞬一瞬がとっても貴重なかけがえのないものであることに気付かされるのです。

子育ては一筋縄ではいきません。正直、疲れることもいっぱい。でも、毎日を大切に、愛をもって向き合って過ごす時、子どもたちはいつまでも、そのことを覚えていてくれるでしょう。



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