養巴幼稚園

宗教法人 日本キリスト教団 福岡中部教会付属

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2019 年 1月  園だより


「その子らしさを認めよう」


「だから多くの部分があっても、一つの体なのです。目が手に向かって『お前は要らない』とは言えず、また、頭が足に向かって『お前たちは要らない』とも言えません。それどころか、
体の中でほかよりも弱く見える部分が、かえって必要なのです。」
(コリントの信徒への手紙一12:20-22)

園長 塚本 吉興


ドロシー・ロー・ノルトさんという人の書いた有名な本、『子どもを育てる魔法の言葉』の中に『子は親の鏡』という詩が紹介されています。あくまでポジティブに子どもらしさを否定せず、広い心で伸ばしてあげれば子どもはきっと自分にも他人にも優しい大人に育つ、という詩です。その一節に「認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる」とあります。自分が好きというのは、ナルシストになることや自己中心的になることとは違います。この世界の中に自分の居場所がある、自分をそのままに受け止めて、愛してくれる人がいる、と知ることです。

スポーツの世界においては、「褒めたら、そこで成長が止まる」と、決して選手をほめないコーチもいます。しかし、子どもたちは褒められて、また、自分を認められてこそ成長することができます。そうして自分を愛することができれば、他人の気持ちも考えて、周りの人も愛することができるようになるのではないでしょうか。我が子を愛していればこそ、色々な点で他の子と比べて一喜一憂しがちです。しかし、目の前の子を、しばらく私たちに預けられた大切な神さまの子として、その子らしさを素晴らしいものとして受け止めることができるといいですね。

聖書は、体が多くの部分によってなっており、それぞれの部分に与えられた大切な働きがあるように、私たちも異なった性格や特技を持っていて、それぞれが教会や、社会や、家庭の中で役割を負っていると教えています。しかも、「ほかよりも弱く見える部分が、かえって必要なのです」と言うのです。世の中とは真逆の発想かも知れませんが、そこに小さな者を愛される神の愛があります。

12月にクリスマスのページェントが各クラスでありました。セリフや独唱のある役も、ちょろっとしか出ない役もありますが、それぞれの役があってはじめて全体の聖誕劇が成り立ちます。そして、その中心にあるのは、その夜、お生まれになったイエスさまです。イエス様は、私たち一人ひとりを、そのままで認め、愛されるお方です。「認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる。」その子らしさを今日、認めてあげましょう。


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